ガマスタ(ガマゴオリスタイル)とは、4年ぐらい前から愛知県三河の蒲郡市や幸田町でFiELDが住宅を設計させていただく事が多く、
その土地柄、気候や風土を感じ続けてきたことを意識した暮らし方の提案です。
カドの家は、建築家との家づくりをプロデュースするデザインオフィスの協力でスタートしました。
敷地はJR蒲郡駅の南側、駅から徒歩でいけるメイン道路に面する信号のカドです。
とっても便利そうな場所です。
ただ、ちょっと間口が・・狭い。
そう、まさに、これこそが設計事務所の出番かな!
この敷地をどのように生かすか
腕のみせどころです。
最初の企画設計のプレゼンテーション模型です。
企画設計は、まだ設計契約前のお試しで、お見合い期間ですが、
最初のプレゼンテーションはいつも気合が入ります。
お客さまが、どんな家を望んでいるか、いろいろお話ししながらコンセプトを決め、提案します。
お客さんとも意気投合でき、いざ、基本設計のスタートです。
企画の段階はまだ建物の輪郭しか見えていない状態なので、
プランを決定するまで書いては消し、進んでは戻るの連続です。
お客さんもいっしょになって考えてもらいプランを詰めてゆきます。
間取り、建物の形、思い入れなど目まぐるしく変わって楽しい時間です。
なんだかんだ不思議とまとまっていくのでおもしろい!
図面や話では伝わりにくい事が多いので、図面には手書きスケッチを書き入れてイメージを伝えています。
ちょっとその一部をご紹介!
↑子供部屋のイメージ
小さいうちは仲良く二人部屋でとのご要望だったのでこんな提案をしてみました!
↑二階の水周り(洗面、トイレ、お風呂)を壁の高い外部空間と繋げて
開放的で人目も気にせず外に出られる空間を提案しました。特別な場所になりそうです。
↑リビングのスタディコーナーを提案。
仕事の傍ら目の届く場所で一緒に過ごせるスペースの提案。
↑いよいよ実施設計です。打って変って現実的でちょっとお堅い作業です。
水周りなどの設備、外壁、壁紙などショールームに一緒に行き実物を見て選んで行きます。
実施図面作成中.........。
やっとの事で地鎮祭&工事契約です。
この間にもいろいろあって、工事請負業者選び、見積調整、建築確認申請などお堅い時が長く続くのですが、
非常に重要なところなので慎重に進めました。
地鎮祭おめでとうございます。
工事がはじまります。
工事も着々と進んで基礎工事。ちゃんと鉄筋が配置してあるかチェックです!
まだまだ夏の暑さが残る九月に上棟です。しかし晴れてよかった。
この木と空のコントラストはいつ見てもきれいだし、大工さんのたたく木槌の音も心地いいです。
なんだか今日の大工さん達は地域柄なのか陽気で、仲が良くて、
全然ピリピリしていなくて、でも作業も速くてとても見ていておもしろい人達ばかり!
バッチリ一日で屋根まで伏せ、上棟式で工事の安全を祈願して上棟終了です。お疲れさまでした。
そして、おめでとうございます。
二階のリビングを計画している場所の写真。どんな風に完成するか楽しみです。
現場も予定通り進行中!
これからは隔週(時には毎週)の打ち合わせをしていきます。
これは今回の超大物!!リビングの床に選んだカリンのヘリンボーン張です。
どうするかお客さんも悩まれてただけに実際に見ると感動です。
色も木そのものがこの色なので本当に美しいです。
やっぱりいい物は手間がかかると実感。
一階の玄関納戸に行けばお客さん憧れのアーチの出入り口と支給してもらった郵便ポストが施工中です。
ここの壁は、施主施工の珪藻土塗りを予定しています。
なかなか思い出深い場所になりそうです。
こちらは大工さんのラジオ!やっぱりレトロでかっこいい!
リビング・ダイニングの天井にあるアーチ天井の下地ができてました。
雑然とした道具たちと陰影がかっこいい一枚。お気に入りなのでデカめです。
現場に入ってからもイメージしにくい場所はスケッチで確認していきます。
これはキッチンの様子。分離型のオーダーキッチンです。
収納は隠さずに見せる収納で、家電や食器など置かれると騒がしくて良さそうです。
和室は和室っぽくない和室が希望なのでタタミをヘリ無にしたり、
壁は通常の洋室で使うような仕上げにしたりと絵があると打ち合わせがスムーズです。
この日は棚の高さなどの確認。
ここで登場の監督さん。ベテランで柔軟で奥行きのある頼れる人です。
造作も続々と完了していってます。ここはキッチンを横から見た写真。
スケッチ通りに出来きてよかった。今
回このキッチンカウンターには厚み4cmタモ材の接ぎ材を使っていてかなり立派なカウンターになりました。
早く養生がめくりたい。。。
ここは小屋裏へ行く階段室の出入り口。
向って左側の開口には黒板塗装の引戸、
残りの空いている開口にはガラスを入れて東の朝の光を食卓に運ぶデザインをしています。
小屋裏への階段はストリップ階段で下の階段室に光とつながりを持たせます。
二階リビング・ダイニングはワンルームプランで、
リビングからダイニングへは一段スキップしていく。
その奥の縦長の窓の向こうは誰にも邪魔せれない外部空間になってます。
ここがその外部空間。壁を高く立ち上げて見えるのは空だけ。
誰にも見られないから昼寝とかも外なのにできちゃいます。この家の特別な場所になりそう。
造作工事も完了したので次は塗装工事。
満足の色を作れるまで塗装屋さんと試行錯誤。
塗料はほんとに難しくて塗ったばかりの時は良くても乾くとダメとか、
他にもたくさんの問題があって時間はかかりましたけど納得の色を作ってもらいました。
お疲れさまです。
今回、すごく面白いのがドアノブ、キッチンの取手など
お客さんがお気に入りのものを支給してもらって建具やキッチンなどを作ってみました。
オーダーのな せる技というかメーカーの既製品では絶対できないことですね。
難しそうなものでも職人さんの手にかかればお手のものです。思い出深いドアが出来ました。
内装屋さんがパテ処理をしています。
いよいよ完成が近いなという感じです。アーチの所はうまくいくかな...。
外では外構の最終確認。
この手摺はステンレス製のフラットバーで以前は店舗で使われていたもので、
今回は玄関スロープの手摺として生まれ変わります。
壁も仕上がったし残るのは最終ミッションの施主施工。
僕たちは責任の軽い床のクリア塗装を担当。
そして、こちらは本職のペンキ屋さんもやりたくないと言わしめた
階段の蹴込み板と踏板の側部にペンキを塗っている様子。果たしてうまくいくでしょうか...。
結果はこちら!!大成功です。
ビシッと塗りたい所にきれいに塗れてるし色もきれいです。
よかった。これで完成です。