愛知県幸田町に計画しているNiさん夫妻の家の敷地は、「DJブースのあるいえ」のすぐ近くです。
そう、この2組の家族は、お友達で、偶然にもご近所に土地を購入しました。
うーさんのご紹介でFiELDとのいえづくりはスタート。
敷地は、南と東が道路の角地です。遠くに緑豊かな京ヶ峯の山を望むことのできる立地です。
今回のテーマはズバリこちらです→DUCATI ご主人のバイク
今住んでいるマンションでは、外の駐車場にシートをかけて置いてありますが、
家をつくる時は、絶対に、土間を大きくとり家の中に!
そしてリビングからいつも見えるのが夢なので、ぜひ叶えてくださいと。
そして何よりも奥さまも、その意見に賛成?ということで
バイクの好きなHiraも大賛成で設計の始まりです。
ファーストプランをつくるにあたってNさんが希望をかいきてくれました。
・シンプルな外観、間取り(極力廊下を減らす)
・述べ床面積30坪前後
・リビングの床を無垢材に
・リビングからドカティが見える(できれば土間に)
・東側道路の騒音に配慮
・光と風の入る家
・造作収納(玄関、キッチンに)
・断熱性能
・オープンキッチンに
・自然素材をつかいたい等など
それと、イメージの写真もファイリングしてきてくれて、大変参考になりました。
ファーストプラン
1階は、シンプルな長方形のハコにLDKと土間だけに
もちろん大きくとった土間にはドカティが格納されます。
玄関土間からは、2WAYになり、お客様は、土間から直接リビングへ
家族は、土間の奥に入ると納戸兼、廊下になりそこからキッチンにつながる家事導線になってます。
意外ですが、これって昔の家(Hiraの祖父家もそう)
日本の伝統的な田の字プランの左半分みたいな感じですよ。
2階も同じくシンプルに、道路側に水廻り、南面に広側のようなフリースペースとして内部に寝室
そして北側に大きな納戸
納戸の天井は低くして、上には小屋裏を利用してロフト。
外観は模型をつかって、立体的に見ていただきます。
プランから、構造的にも無理なく自然な形でありながらも主張する。シンプルな外観です。
角地の敷地なので、三方向の周りから見られるので、かなり意識してる。
東側道路面には窓を少なくして、遮音とプライバシーを確保してます。
内部はいつものスケッチでご紹介
リビングから見える位置にDOCATI(主役で!)その場所は広い土間空間としてリビングの一です。
窓は、あえて腰窓、南側道路からの視線を外しつつも開放感をKeep
腰窓の高さは40センチとしてカウンターが付きますが、時にはベンチとなったり、
窓辺でゴロリと寝転がったりできるスペースを提案。
窓からの景色を眺めながらのアイランドキッチンは、カウンター内部に隠せる収納付き。
キッチンの横には、Miさん(奥さま)の家事デスクとキッチン納戸
背面の造作収納は、食器や家電製品を隠すもの、見せるもの、
オープンで使いたいものなどを機能的に美しく収納できる棚を考え中。
2階はこんな感じです。
左からフリースペース(広縁風)真ん中は将来子供室、右奥が家族納戸そしてその上がロフト。
ちなみに家族納戸は、どの部屋からでも直接入れるコンビニのバックヤードな
使い勝手になっていてとても便利そうです。
設計の打合せには、Niさんご夫婦は、DOCATIにタンデムでやってきます。
正統派スタイルのネイキッドバイク、トラスフレームが美しいです。
ちなみにこれが、有名なDOCATIの乾式クラッチ、クラッチ板が外から見えてます。
建築の話しからそれてるかも、、、
実施設計での模型は、より具体的な検討を伝えるツールです。
スケッチやパースはイメージを伝える為にいいですが、
模型は空間や部屋と部屋との繋がり、導線を確かめることができます。
Niさんたちも模型に喜んでくれました。
覗くと、こんな感じで、キッチンとダイニング、リビングと書斎カウンターの関係が見えます。
実施設計も完了し、地元工務店にて見積もり
予算あわせで、しばし苦労はしましたが、大幅な変更も無く、無事に着工できそう。
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