凹CHI-HO凹SE
■調査・企画設計
施主の凹CHIさんとの出会いは2年前
「竹島の見える家」のオープンハウス
デザインオフィスのプロデュースでお会いしました。
そのときは、建築を予定してる土地が生産緑地のため
すぐには建てられないという事情で、まだまだとのんびりの様子。
それから、毎回のようにFiELDのオープンハウスに来て頂いてました。
そして、いよいよ生産緑地の期限も完了、家づくり開始です。
まずは愛知県西尾市の敷地調査へ
ひっ、、ひっ、、ひろい〜
200坪以上の敷地は、道路から2段に上がっていて、その高低差2.8m
写真下の中央にいるのは、デザインオフィスのNunoさん
「どこに建てるの?」さっそくの質問
「・・・・・・・・」イメージ湧かない。
いろんな可能性があるのでじっくり考えさせてェ。
最近は便利な道具があります。
Googleで空からも敷地の状態を考察
道路を挟んで西側は、田園地帯が広がり
その先の遠景には衣浦港です。
しきちの状態を把握した上で、凹CHIさんの
家に対する、希望やイメージをヒアリング。
靴が好き、野球が好き、料理が好き、本が好き
お二人の好きを聴きつつ、具体的な暮らし方をイメージ。
二人の子育てをしつつ仕事もハードにこなす奥さまの家事導線がかなり重要
洗濯、洗い物、炊事もこなすご主人にも使い易く
そんな、中から浮かんできたプランは、
平屋建かな、 でもコストを考えると?
「ところで、平野さんは風水も考えていただけますか?」とっ
というわけで、今回は、本を片手に勉強しながらのプラン二ングもありです。
案1 二つのキューブ ひとつは、前面の斜面に張出すパブリックなスペース
もう一つはプライベートなスペースとして間をアプローチからの導線でつなぐ
通り土間、その先はデッキにしよう、、、かな。
案2 大きな箱 ワンルームのような大きな構造体、つながりのある空間を曖昧に分けて、
中央には南北につながる吹きさらしの空間とか。
いろいろなスケッチを繰り返す中で、広い敷地と平屋という特徴を活かした案ということで最終的に残ってきたのが、
この案です。中庭を囲む。 ちなみに形は凹(逆さまだけど)内がわに開く家(うち)。
リビングから中庭を見ると、青い空と雲、透けて行く部屋の向こうには、水平線に広がる田園風景。
イメージ先行しすぎて、パースがめちゃくちゃで、スッゴク広く見えるてる、、、笑。
ファーストプレゼンに向けて、スタッフ全員で作業開始
machiさんも、例の本を見ながら、間取りと格闘中、、
今回は、中庭が主役、コンセプトをしっかりと
押さえて、何が見せたいか 考え中。
間取りとイメージが出来てきました。
お客様を出迎える玄関
本の好きなご主人の書斎コーナーといっしょに読書する子供たち。
子供は、今は二人だけど、「もひとりいてもいいかなぁ」
ワンルームにしておいて、子供たちの成長と共に間仕切っていける子供室
家族みんなで料理ができるアイランドなカフェ風キッチン
直接中が見えないように、ちょっとだけ高くした腰壁には、
ランダムなピンク色のモザイクタイル 奥さまの好きな色です。
machiさんスケッチ だんだん、できあがってきました。
同時進行で越くんの、模型も完成です。
内部は、こんな感じ
切り取られた空
つながる空間。
そして、、ファーストプレゼンテーション
凹CHIさん、気に入ってくれるかなぁ
蒲郡のデザインオフィスでのプレゼン、ひととおり説明のあと、
凹CHIさんご夫婦は、しばし無言
あーー、ダメかなとへこみかけたとき、
お二人が顔を見合わせ、「いいよね」とっ
人で確認して「FiELDさんにお願いします。」
とってもうれしい一言、ありがとうございます。
■基本&実施設計スタート
ファーストプレゼンの案をもとに、もう一度ヒアリング
より具体的に、暮らし方や希望を聞きながら、
本当に必要なこと、好きな物、将来の夢などを
住宅のプランに織り込んでいきます。
プランの可能性とコストを考える
平屋案だけど、子供部屋を2階、でも平屋の雰囲気を壊さないでね
子供部屋 最初はワンルーム、将来は、4つに
本のお好きな凹CHI(主)さん希望のスタディコーナー横の大型本棚
イメージはヴィレヴァン
和室
花を生ける場所にこだわり
なんと、凹CHI(主)さん華道師範の持ち主とのこと
お好きな花は、カキツバタ
そろそろ、CADで平面図 作成中
わたくしも、目をこすりながらCADと格闘中
さーて、プランも決まってきました。
模型で立体的に検討と確認
棚の上に?
中庭の様子もこれで、よくわかります。
けんちく中につづく。